人工甘味料は体に悪い?種類や特徴を知って食事選びにも活かそう!

公開日:2022/07/15

世界的に健康意識が高まっており、食材や調味料に何を使うべきか考え直す方も増加しています。とくに「人工甘味料」に関しては賛否両論が横行しており、まったく摂取をしない方もいます。では、人工甘味料とは体に悪いのでしょうか。今回は悪役になりやすい人工甘味料について詳しく解説します。使い方などにも触れますのでご一読ください。

人工甘味料とは

皆さんは食品を購入する際に包装に表示されている原材料名を確認しますか。原材料名には食品を構成する食材だけではなく、人工甘味料などの調味料も表示されています。

では、そもそも人工甘味料とは一体どんなものなのでしょうか。人工と付くように、人工甘味料は自然界に元来存在する砂糖などの甘味料とは異なり、人の手で作られた甘味料です。化学的に作られた甘味料ですが、砂糖よりもカロリーが低く割安に製造もできることから非常に多くの食品に使用されています。

例として、カロリーの低いアイスクリームには人工甘味料が必ずといってよいほど使われています。自然な甘みを追究して作られており、違和感なく口にされている方も多いでしょう。人工甘味料はタブーのように扱う方もいますが、実は次のようなメリットもあります。

血糖値の急上昇を防ぐ

人工甘味料は砂糖とは異なりブドウ糖を使用していません。そのため、年齢を重ねた方で血糖値の数値に配慮しながら食事をしている方は、人工甘味料を使った甘味であれば体に負担がかかりにくいのです。高齢になっても甘いものを楽しみたい、そんな細やかな願いが叶います。

肥満や糖尿病を防ぐ

上記で述べたように人工甘味料はブドウ糖を使っておらず、低カロリーであるという大きな特徴があります。そのため、肥満や糖尿病を防ぐ効果もあり、生活習慣病などの予防にも役立っています。

虫歯予防にも

ガムや清涼飲料水などにも多く使われている人工甘味料は糖質を使っていないため虫歯予防にも効果があります。とくに高齢の方にとって歯は少しでも多く残したいものです。適切に人工甘味料を使うことで、大切な歯を守る効果もあります。

人口甘味料の種類

では、人工甘味料には具体的にどんな種類があるのでしょうか。人工甘味料の代表的な存在を3つピックアップします。

スクラロース

人工甘味料の代表的な存在であるスクラロースは、砂糖よりも驚きの600倍という甘さを持つ人工甘味料です。消化管で吸収がなされない人工甘味料のため、大量の摂取は避けるべきともいわれています。一方で血糖値の上昇を防ぐためコントロールしながら摂取をすることには大きなメリットもあります。

アスパルテーム

糖質のない甘い飲み物類には必ずといってよいほど使用されているアスパルテームは、ダイエット向けの砂糖や食品類にも使われている安全性の高い人工甘味料です。砂糖よりも200倍程度甘いとされ、効率よく食事に使用することで肥満防止の効果があります。有名メーカーの砂糖代用品としても使われています。

アセスルファムK

人工甘味料の中でもカロリーがないアセスルファムKはダイエット向けの加工食品に多く使用されている人工甘味料の王様です。原料には酢酸が使われておりアスパルテームと組み合わせて甘味料としての完成度を高めています。

人口甘味料は体に悪いのか

人工甘味料に関しては世界的に議論が繰り返されており、賛成派・反対派・適量を使う派などいろんな意見が渦巻いています。化学的に生成されたもの、というだけで避けられる側面があるのも事実です。

しかし、結論からいうと人工甘味料も砂糖と同様で、過剰摂取は健康に被害を与えるリスクがあります。つまり、適切な量を活用することが大切です。

天然の甘味料には砂糖由来のものやはちみつ、ココナッツなどの原料もありますが、天然甘味料も大量の摂取は肥満の上昇や血糖値の上昇を招きます。また、虫歯のリスクもあるほか、製品によっては幼児が避けるべき天然甘味料もあります。

人工甘味料も大量の摂取は胃腸への負担や下痢を招く可能性がありますが、適切な量を活かせば高齢者にとっての健康管理に役立ちます。どんな食材も調味料も「適切な量」を見極めて摂取をすることが大切なのです。

大切なのはバランスのよい食事と適量を守ること

悪役として避けられがちな人工甘味料ですが、上記で述べたように適切な量を活かしていくことで健康管理に役立ってくれるのもまた、1つの事実です。では、食事の中で人口甘味料と適切に向き合っていくためにはどのような食事を心掛けるべきでしょうか。

日本において多く使われている人工甘味料は先に触れましたが、特徴がそれぞれ異なっています。過剰摂取は避けたいものの、砂糖よりも格段に甘く作られている人工甘味料は日々の息抜きに食べたくなるお菓子類で摂取する程度なら問題がありません

カロリーも低く肥満防止にも最適です。一方で過剰に人工甘味料を過信し、ダイエットにも効果があるからと摂取しすぎると低血糖につながる可能性もあります。高齢の方の食事で大切なことはバランスのよい食事、そして適切な量です。

まとめ

この記事では食品添加物としてさまざまな議論が巻き起こっている人工甘味料に関して詳しく解説しました。人工甘味料にも色んな種類があり、個性もあります。どんな人工甘味料に関しても適切な量を摂取することが健康を維持する秘訣です。上手に色んな食材を賢く活用しながら美味しい食事を楽しみましょう。

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